【先行レビュー 実機レポ】まったく新しいデジカメの形。iPhone をデジカメに変身させるレンズスタイルカメラ SONY「DSC-QX10」開封の儀。
レンズスタイルカメラとは?
日本では 10月25日発売予定のソニーが放つまったく新しいタイプのデジカメ、レンズスタイルデジカメ「DSC-QX10」。
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本体を見て驚かれる方も多いかもしれませんが、このデジカメ、実は「ボディ」がないんです。いわゆる「レンズ」部分だけのデジカメなんですね。なので「レンズスタイルカメラ」と言われるわけです。
このレンズ部分に Wi-Fi機能が搭載され、メモリカードが収納できるスペースがあります。また、シャッターボタン、ズームイン、ズームアウトボタンもこのレンズ部分にすべて搭載されています。つまり、別に何に接続しなくても写真は撮れてしまうわけですね。但し単体での撮影の場合はメモリーカードが必須です。
通常撮影は、iPhone アプリ「PlayMemories Mobile」というアプリを使って、Wi-Fi経由で iPhoneからこのカメラを操作します。iPhone の画面がデジカメの液晶部分を代用して撮影するわけですね。なんとも近未来的な思いきったアイデアじゃないかと思うのですがいかがでしょうか?
撮影した写真はフルサイズ画像はメモリーカードに記録され、iPhone で扱いやすいサイズ(2M程度)の画像がiPhoneに転送されてきます。その写真を使って、メールとかSNSなどへの投稿に写真をすぐに使うことができ、周りの友達にも即座に AirDrop で写真を渡せるわけです。
いやはや、ネット時代に最適なデジカメと言えるのではないでしょうか?
DSC-QX10 の仕様について
主な仕様は以下の通りです。同時発売された DSC-QX100 は化け物みたいな性能ですが、QX10 もコンデジくらいの性能はあるようですよ。
・有効約1820万画素(1/2.3型 CMOS)
・光学10倍ズーム
・焦点距離(35mm判換算)25-250mm
・手ブレ補正○
・HD動画対応
・液晶なし
・Wi-Fi対応
開封の儀
そんな面白いカメラを運良く、入手することができましたのでレビューしてみたいと思います。レビューは数回に分けてお届けできればと思っております。私がこのたび入手したのは2色あるうちの「ホワイト」です。
まずは開封の儀から行ってみましょう。
▼ パッケージ
こんなかわいいパッケージに入って送られてきました。なんだかプレゼントケースのようですよね。
パカッ、と開けますと、そこには「SONY」の文字が。さらに同じようなパッケージが入っているようです。パッケージインパッケージ。このまま永遠に箱が出てくるんじゃないかと思ってしまったりしますね。
これがパッケージ。make.believe が輝いてますね。ひさびさソニー製品を買ってワクワクのクライマックスです!とその前にケースの周りをぐるりと見てみます。
なんだか色々書いてます。
裏にも文字がびっしり。このあたりが Apple とはちょっと違うところですよね。
さあ、いよいよ、開封です。
▼ DSC-QX10 本体
開けるとシートの下に本体様が見えております。さあ、取り出してみましょう。
何!軽っ!レンズとは思えないくらいほどの軽さです。こんなレンズでまともな画が撮れるのかと思ってしまうほどです。レンズの前面の金部分は高級感溢れますが、周囲の白のボディ部分はお世辞にも「よい材質」って感じではなく、ちょっとおもちゃっぽいんですよね。
でも、これだけの軽量化は重要だと思われますのでこの選択で良かったのではないかと思いました。見た目はきれいだしね!
正面から見るとこんな感じです。レンズ、輝いてるぜ!
同梱品を出してみました。本体以外にスマートフォンアタッチメント、バッテリー(630mAh)、USBケーブル、ストラップが付属しておりました。ソフトケースは別売りのようでした。買わないといけませんね。
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セットアップ
それでは使えるようにセットアップしていきましょう。まずは何はともあれ、バッテリーを入れないと。
本体がパカッと開きます。そこにバッテリーとメモリーカードを挿入します。メモリーカードは側面から挿入できますよ。
バッテリーが収まりました。
蓋を閉めて、今度はスマートフォンアタッチメントの装着。説明書にしたがって、はめ込みます。
これで iPhone に合体させることができます。
この「ツメ」の部分でホールドするんですね。電源ボタン側のツメが伸びるのでそちらから iPhone を挿入すればOKです。
iPhone 5c に装着したの図。ちょっと色合いがめちゃくちゃですね。
ではということで、iPhone 5s にも装着してみました。うーん、これは iPhone 5s のシャンパンゴールド用のでしたね(笑)
真上からみると電源ボタンがわかりますね。電源を入れると同時に Wi-Fi 電波が有効になりますから、そちらの電波を iPhone と接続させるわけです。
レンズを出してみるとこんな感じ。うおおおお、カッコイイ!!
充電はこんな感じでやります。
実際にアプリを動かして iPhone をファインダー化してみると、これがなかなかいい感じです。
いやー興奮しますな〜。レンズとiPhoneが合体するってのがガジェット魂に火が付くってなもんです。
開封の儀を終えて
いやー興奮しました。レンズだけのデジカメってのがどんなものなんだろうと、実際に動かしてみたり撮影してみたりしましたが、新しい体験でした。
それでは最後にちょっとだけ使用感をば。
既に情報は徐々に出てきているようで、心配されている接続までの時間などはやはりそれくらいの時間はかかるような気がしました。
ただ、これは道具の使い分けで、そこまでの決定的瞬間を撮るためのものでもないかなぁと。装着しているものが iPhone そのものなのでそんな瞬間は iPhone のカメラで撮ればいいじゃん?と思ってしまいました。
ちょっとしたときに「あ、このシーンはキレイに撮りたいな」とか「集合写真はデジカメくらいの画質で」ってときにサっと撮り出して撮れちゃうみたいな。そんで、すぐに iPhone から Facebook に連携させたり、AirDrop で周りのユーザーに写真を配布したりと使い勝手はものすごくいいように思いました。
また、レンズとボディが分離するということで使い道も増えるように思いました。人にシャッターを切ってもらわなくてもそこらへんにカメラを置いて、iPhoneで写りを確認しながら手元でシャッターが切れるわけですから、これだけでもかなりいいんじゃないかと。
こういうニッチで尖った製品に魅力を感じる方々には超おすすめだと思います。私も非常に不安があったりしたのですが、使ってみてこれは常用できる製品だなと思いました。
但し、すべての制御を担っているアプリ「Play Memories Mobile」の完成度がまだいまいちなんですよね。iOS 7 への対応が不十分なせいか、やたらとフリーズしますし、アプリの動作自体がカクカクする場面もあったりします。その点が改善されますとかなり快適に使うことができるんじゃないかと思いました。アップデートに期待を寄せているところです。
とは言え、新しい体験を楽しみながら使えるこの「DSC-QX10」。いっそ、QX100 にすれば良かったとちょっとだけ後悔しています。いやあ、これはいいものを買いました。よかったです。普通に便利に使えるものじゃないとダメって方にはちょっとおすすめしづらいのですが、こういうじゃじゃ馬的ガジェットが好きな方には超絶おすすめしたいそんな尖ったカメラということで。
近々、実際の使用感とか写真なども紹介していきたいと思います。あ、1枚だけ写真をアップしておきますね。
ではまた。
みなさんはどう思われましたか?
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[注意]
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[関連リンク]
◆ スマホ&ソニーのレンズ型カメラでSNS用写真を撮る技
( via ASCII.jp - iPhone/Mac )