Space Invaders Infinity GENE -EVOLUTIONAL THEORY- (CD版)の紹介。
〜ゲームサウンドの進化の果ては私に何を語りかけて来たのか?
私のiPhoneで一番好きなアプリは何ですかと聞かれれば間違いなく「スペースインベーダーインフィニティジーン」と答えるだろう。
skitchmCZjV3 Photo by donpy
ウソだろと疑うほど私のツボというツボを押さえたアプリだった。ジャンルはゲームのレトロシューティングのリメイク。そのシューティングも私の望む内容、そして進化システム、後に追加される分岐システム。シンプルに見えるも細部に拘ったグラフィック、そして…
20年以上前に私が出会ったゲームミュージック、そしてZUNTATA。このあたりを詳しく語るとキリがない。1エントリーでも足りない。ゲームミュージックは徐々に進化してきた。8bitサウンドと今やもてはやされるピコピコ音から始まり本格的なサンプリングサウンドを経て、ついにここまで来た。これから一体どんなサウンドへ突き抜けていくのだろうか。
(続きは折り込みます。)
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届いたCDは即座に開封した。
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これほど待ち焦がれたCDはほとんどない。そういうCDに限って曲を聴くに至るまでのある儀式がある。
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付属のリーフレットをじっくりと眺めるのだ。曲目を確認し、そして作者、コンポーザーの一言。これを読むに限る。
そこにはZUNTATA COSIOさんのコメントがあった。
「それはゲームとサウンドとの新たな関係を構築することだ。」
そしてディレクター石田礼輔氏はこう語る。
「スペースインベーダーインフィニティジーンの世界は最初からサウンド込みでデザインしました。」と。
曲のレビューというのは非常に難しい。私にはできない領域です。
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付録の95枚に及ぶ各キャラシールがうれしい。これだけの拘りのデザインを一枚正方形に収めてしまうセンスに脱帽。
このエントリーを書きながら曲を聴いているが、曲を聴きながらインフィニティジーンの各名シーンが思い浮かぶ。なるほど、これがサウンド込みのデザインの力なのか。と思ってしまった。そして小気味の良いビートに何かを突き動かされるような気すらする。iPhoneでゲームのバックグラウンドとして聴いていたサウンドではなく、サウンド単体と初めて対峙したスペースインベーダーインフィニティジーンの存在の大きさを改めて思い知った。
これがゲームサウンドかと言えば違うような気がする。1曲7分にも及ぶ圧倒的なボリューム感と疾走感が一つの物語として展開していく、77分14秒。一瞬だった。
きっとこれらのサウンドは例え初めてゲームサウンド単体として聴くあなただったとしても軽く魅了してくれることだろう。
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