「iOS 5.1」 でいかにもバッテリー問題が解決していないような 誤解/誤報 をしてしまった経緯についてご説明申し上げます。
〜 @donpy 通信【356号：2012/03/10版】
・復元状態ではないバッテリー検証結果をエントリー末尾に追記いたしました。
Twitter もしくは Facebook で、昨晩未明と昨日の朝に iOS 5.1 でもバッテリー問題は解決していないと発言した点について当人に大きな誤解があったことがわかりましたのでご報告申し上げます。大変お騒がせ致しまして申し訳ございませんでした。
ことの経緯についてご説明申し上げます。
5.1 にアップデートした直後「使用状況」を確認してみますと例のあの状態（起動時間＝使用時間）になっているのを確認しました。
まさかと思い、昨日寝る前までに 100% まで充電し、そのまま寝てみてどれくらいバッテリーが消費するのか（つまりまったく iPhone はアイドル状態）、また、使用時間はどうなるのかを検証してみますと、
まさに iOS 5.0.x で生じていた不具合に見えました。寝ているだけで、100%→49% まで消費していたんです。これは事実です。
しかし、なんか心に引っかかるなぁと思っていることがひとつだけございまして、ちょっと確認してみたんですよ。そう、私、iOS 5.1 にアップデートするに当たりまして、「iCloud」経由の復元をしていたのでした。
復元状態を今日確認してみますと、、
iOS 5.1に復元しようとしてから24時間経ってもまだ実は復元状態だったのでした。これを確認せずにバッテリーが稼働状態でもないのに消耗してると思い込んだのが誤解でした。何が原因なんだろうと思い、色々調べてみますとひとつの結論にたどり着きました。
私の iCloud の容量は 25GB でしたので、「カメラロール」のバックアップを行っておりました。しかもその写真の数、実に 4000枚。と言いますか、動画が強烈な容量を喰っていたようで、それらのデータを24時間経っても iCloud からダウンロードしきれてなかったようです。私の使用環境的に、家でも外でも、Wi-Fi回線でインターネットを利用していますので常時ダウンロード状態だったようです。そりゃ、バッテリーも消費しますわな。
上のスクリーンショットにもありますように、カメラロールが実に「14.7GB」。そして「写真」アプリを開いて一番下までスクロールさせると「ダウンロード中」の表示が。ずっと復元のために iPhone は Wi-Fi環境下の家では稼働し続けていたようです。
復元後、30時間くらい経ちましてようやく
ダウンロード状態は終わりました。それから1時間ほどたって使用時間を確認してみますと。。。
見事にダウンロード後は使用時間の積算は止まっておりました。つまり私が言っていた、 iOS 5.1 でも再現できたというのは間違いで、単に復元ができている状態だと自分で思い込んでいたという勘違いだったということです。その後は感覚的ではありますが、バッテリーの減りはピタリと止まった気がします。
お騒がせ致しました。なお、既に復元状態ではないということを現在確認しておりますので、今日も同様に寝る前までに 100% 充電をして明日の起床時にどれくらいのバッテリー消耗があるのかを確認してみたいと思います。
[追記 2012/03/10 7:35]
上のような結果となりました。約5時間放置でわずか 2% の消費。バッテリーの減りは iOS 5.1 で改善されていると確認できました。
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