iOS 7 から「できない」とされていたメモリー解放が「できる」アプリがあると聞いたんですが。→ はい、「SySight」アプリです。バッテリードレイン警告にも対応していますよ!
こんばんは。 今日は一日いろんな意味で貴重な体験をさせていただけた一日でございました、@donpy です。ありがとうございます。
さて、今日の祭りはほどほどにしまして、次行きましょう。
iOS 7 がリリースされてから、一部のユーザーさんの間で話題になっていた、「メモリー解放アプリが使えなくなった」ことなんですが、今回の iOS 7 はバックグラウンド動作の挙動に変更が加えられて、「ずっとバックグラウンドに常駐」するアプリが許されることになりました。
すべてのアプリがそうなわけではありませんけども、それでもどのアプリが常駐するのかユーザーに見分けることは難しいです。
ならば、一日に一回くらいはメモリの解放並びに、起動アプリのチェックをして閉じたいなと思っていたんですよね〜。ところが冒頭の話の通り、 iOS 7 ではメモリ解放ができなくなってしまったわけで、困っていたわけです。
これが実はとあるアプリは既に対応済みということで使えるみたいなんです。早速そのアプリを試してみることにしました。
SySight というアプリ
有料アプリなんですけども、結論から言いますと、有料でも「買い」だと思いました。
しかし、最初立ち上げたとき、「?」って感じなんですよね。
このスクリーンショットだけの機能しかないんですよね、見た目では。
[Settings] の内容はこんな感じ。バックグラウンド監視もついてますね。あとは、バッテリー残量、現在の使用メモリ、CPU占有率の3つの要素がちょっとオシャレに表示されるんですね。Setting のオン/オフがわかりにくいのですが、色がついたら「オン」です。私は空きメモリを表示させるようにしています。
え?サギじゃん、メモリ解放できないじゃん。
タイトルにも書きましたように、このアプリのメモリ解放機能は「ちょっと特別な方法」で使うことができます。
メモリ解放の方法は「ちょっと特別な方法」です。
それでは一体どうやって「メモリ解放」を行うのかと言いますと、「URLスキーム」を使うんです。
ええ、わかりませんね。私もわかりませんでした(笑)ってことでもう少し詳しく書きますと、早い話が [Support] ボタンをタップして説明を読むとよろしいですよ。
[Support] ボタンをタップしますと、「SySight」の公式ホームページが Safari で表示されます。そこに詳しい解説が書かれているのです。
サポートページが表示されました。ここの [URLスキーム] をタップしましょう。
すると URLスキーム の実行方法ですとか、いろいろな命令方法が示されています。後半はなにやら難しいことがたくさん書かれているのですが、重要なのは、前半の「スキーム」と「ホスト」です。書き出してみます。
URLスキームとは、まるで URL のような書式で、iPhone のデフォルトブラウザアプリの「Safari」のアドレスウィンドウにその書式をそのまま入力するだけで、アプリが立ち上がったり、立ち上がったときの条件などを設定できるちょっと高度なテクニックです。このアプリの他にもこの「URLスキーム」に対応したものはたくさんあり、それを使いこなしているユーザーさんもたくさんいらっしゃいます。
私はそういうのはとても苦手なので、今回「メモリを解放したい」目的に沿ったものだけをうまいとこどりさせていただきました。
実際にメモリ解放やってみました。
用意したのは2つの URLスキームです。
[crayon]
sysight://free
[/crayon]
[crayon]
sysight://allkill
[/crayon]
この二つです。この文字列のいずれかをコピーして、Safari の URLウィンドウにペーストして[開く]をタップすれば、メモリは解放されます。
こんな感じで、文字列を入力し、「開く」をタップします。毎回入力するのはめんどくさいので私は「My辞書登録」というアプリを使って入力しています。
これで一発で入力できるようになりますよ。
2つの URLスキームを書きましたが、一つ目は通常のメモリ解放。二つ目は強力なメモリ解放だと思っていただいていいと思います。二つ目はかなり強力で、いま起動させている「SySight」アプリ自身も終了してしまうほどです。
試しに「allkill」してみましたら、上のスクリーンショットのように「SySight」が立ち上がります。かなり空きメモリがヤバイ状態です。「allkill」なので、この直後このアプリは終了してしまいました。
その後もう一度アプリを立ち上げるとメモリがかなり開放されていました。
バッテリーの異常消耗にも対応
どの程度の威力があるのかはよくわからないんですが、[Setting]にて「システム監視」を「オン」(右側)にしていますと、バッテリーの異常消耗についても警告が来ます。
こんな感じの画面が出てくるのですが、ここで [Free] をタップするとメモリ解放が行われます。こちらも便利ですよね。
最後に
ちなみにこのアプリは「起動したアプリを自動で閉じてくれる」アプリではありません。あくまでも「メモリを解放してくれる」アプリなのです。従いまして、メモリ解放を使った後でもマルチタスク画面を開きますと、アプリは閉じていないのがわかります。そこは手動で閉じていく必要がありますですよ。
メモリ解放は「できない」と言われていたのですが、アプリを 64bit に対応させることで可能になったそうですよ。このアプリの公式サイトにもありますように、アプリ本体に「Free」というボタンを搭載して申請を出したところ、リジェクトされた背景を考えるとこのアプリそのものももしかしたら近い将来削除去れる可能性もないとは言えません。
しかしながら割と便利に使えるアプリでもありますし、「これは」と思ったユーザーさんは早めにダウンロードしておくことをお勧めしますですよ。
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