[iPhone App] 過去の記憶を呼び覚ます名アプリ「Momento」の素晴らしさをそろそろ語ろうか。
私はiPhoneを持ってから、さまざまな写真、つぶやき、ブログ更新などをしています。
それそのものが実は「ライフログ」になるんです。
よくあるライフログに関する書籍だとか、ブログのエントリーを見ていると、焦点が当たっているのは「ライフログの取り方」ばかりだと思います。
確かにライフログを蓄積する場所を一元化して、自動で何かできればそれに越したことはないわけですが、そのような仕組みを作ってからはいライフログっていうのも私にとってはなんだか不自然に感じるのです。
ライフログを取るために写真を撮るわけじゃなくて、写真を撮ったらそれがライフログになるという流れがしっくりくるかなと思うんですよね。
せっかくスマートフォンなり、iPhoneという素晴らしいライフログを記録できるデバイスがあるのですから、ちょっとした「日記」感覚で記録さえ残していればあとはすべてうまくやってくれる素晴らしいアプリがあります。
Momento (Diary/Journal) 2.3.10
容量 :11.3 MB
価格 : ¥85
販売元: d3i Ltd
このアプリは2009年にリリースされた昔のアプリで、ご存知の方も多いと思います。ブログでもさんざん語られてます。でもこの時期あえてなんですけど、このアプリほど後々役に立つアプリはないなと私は感じてエントリーを書いています。
このアプリは多数のウェブサービスで自分の残したログを一括で管理してくれるアプリです。色々なSNSだとか写真共有サービスに共有した自分の情報(ログ)を一括で美しく、見やすくしてくれるそんなアプリです。
ではその内容をご紹介しておきます。
Momento とは。
Momentoは機械的に自分のネット上で残した情報を取得してくれて、見やすく並べ替えてくれるだけのアプリです。
では、どんな情報を取得してくれるのかと言いますと、
SNSから写真共有サイト、音楽共有から位置情報共有サービス。動画、Feedまで多様です。私の場合、Vimeo以外のサービスを使っていますのですべて登録してみました。
ひとつひとつアカウント認証していけば、このように取得するサービスと接続されます。あとはアプリを起動させるたびに情報を取得してくれるという仕組みです。細かい設定もできるようですので、それはアプリを使ってみて色々試されるといいと思います。
このように最新情報から順に日別にログを見ることができます。
別に意識せずどこかに行ったことをつぶやいたり、位置情報を共有したり、写真を撮ったりしたことが時系列にずらりと並んでいるので記憶を辿るには最適じゃないかと思ったりします。
見たい日をタップすると写真とかつぶやきとかが時系列にキレイに並べられます。このスクショは先日舞鶴にいったときのものです。若干Flickrなどに写真をアップした時間がずれるとそれもずれてしまうのですが、まあ、愛嬌で。
そうだ、Dpub7のことを思いだそう。
だいたい何かを思いだそうとしたときに「いつ」「どこで」「なにを」って感じに思いだそうとしますよね。そんなときに真っ先に「いつ」を思いだそうとする方が多いと思われます。Dpub7は今年の2/2に行われました。ではそれをカレンダーから振り返ってみます。
カレンダーを見てみますと、2/2にも青丸がありますね。記録がちゃんとあるということです。では中身をみてみましょう。
Dpub7の開幕前に撮った写真が出てきました。移動する様子や、移動中につぶやいたことも全部出てきます。いやー思いだせますよ、これは。
そうだ、去年のiBlackはどんなだったっけ?
昨年11/3は高知でiBlackというイベントに参加しておりました。
そうだ、そうだ、高知の繁華街で見たキリンビールの垂れ幕の意味がわからんってTwitterで質問したんだった。なんて細かいことまで思いだせたりするんですけど、Twitterの自分のつぶやきしか出てきませんので、そのリプライは記録されていません。たしか「薄い」って意味だったと思うのですが、自分の残したログだけで振り返ると非常に面白いものです。
記録の果てにあったもの。
で、だんだんと気になってきたんですけど、このMomentoに記録されている一番古い情報はなんだろうと。
なんと、Momentoがリリースされる前の2008年10月12,13日の記録が残っていました。なんか胸騒ぎがするぞ!!!
あー!思いだした。これは自分の親戚の法事で広島に行ったときのものです。
怖いもので、この前後に今も仲良くしていただいている @kouseipapa さんが私の旧サイトでのコメント欄で広島行くんですが、どこかおいしい広島風お好み焼きないですかみたいなやり取りしていたことを思いだしました。
そんな @kouseipapa さんのブログはこちらです。
結局お好み焼き村みたいなところいったなーだとか、この写真に写っているうどんは広島駅の1番ホームにあるきつねうどんを食べたんだったとか、頭の中で記憶がどんどん蘇ってくる感じがスゴイ。
なにより、これらの記録は自分自身が「ライフログを残そう」なんて考えてやっていないわけですよ。それが積もり積もってちゃんとライフログになっちゃってる。そこに感動したわけです。せっかく自分の残したものをひとつにしてくれるとこれほどまでに面白いものになるんだと。
それこそが Momoneto というアプリが私にもたらしてくれたことです。
私が思うライフログ
おぜん立てをきっちりと作り上げた上で精密に取るライフログはそれはそれで意味のあるものになると思います。
私はもっと「ゆる」くていいと思ってます。自分にインプットされて何か思った瞬間を思い出せるトリガーになってくれさえすればいいのですから。
ただ、だからといって何もしなければ何も残りません。Momentoを使ったとしても何も出てきません。そう思うと、ライフログというものをあまり意識していなくても自然とそういう自分の体験、見たもの、聞いたもの、やったこと、そんな瞬間に iPhone を使ってすぐに記録するという習慣は知らず知らずについてきたのかなぁと思ったりしています。
iPhoneもつまでは食事の写真なんて撮ったこともなかったですしね。
何かを残そうと思ったときに写真一枚、つぶやきひとつすることが何年かたって自分にとって大きなおみやげとして帰ってくるのではないかと思います。ぜひこのMomento で自分のログを見てみてはいかがでしょうか?
もちろん、バックアップ等の機能も用意されていますので、iPhone本体のみでの管理になりますが、運用してみるときっといいことありますよと言っておきたいです。
みなさんはどう思われましたか?
ブログへのいいね!もそのノリで是非!
本日紹介したアプリ
Momento (Diary/Journal) 2.3.10
容量 :11.3 MB
価格 : ¥85
販売元: d3i Ltd
.