ムービーからの写真切り出しアプリの発想を逆転すると「OneCam」になるわけです。
9時の @mimayu のアプリレビューは今日はお休みです。その代わりと言ってはなんですが、私がレビューをば。
1000001148 Photo by donpy
日付スタンプを入れて桜を撮ってみました。
私は開発者でもなんでもないので技術的なお話とかはまったくわかりません。単純にこのアプリを使ってみて「ムービーから写真切り出し」アプリがこうあったらいいなが形になったかなと思ったりもします。
私の関西での頼りにさせていただいているiPhoneユーザーに @mamiruton さんというナウでヤングな女子がいるんですが、彼女のiPhoneカメラの使い方が面白すぎて私には最初理解できませんでした。あるときに「どんぴ〜さん、写真撮らせて下さいよ」と言ってきた彼女は何気に動画を撮ろうとするんですね。「カメラはこっちじゃないの?」と私が言いますと、「いいんです、カメラで撮ると1枚だけど動画ならそこから何枚でも取り出せるからこっちのほうがいいんです」と。
私はそのとき目から鱗だったんですよね。なるほどそういう視点ってありますよね。
おっさん世代的あるいはガジェットマニア的に言うと、「動画なんか低解像度で撮ったらあとに残すのにクオリティが」とか思っちゃうじゃないですか。どうせ撮るならフル画像で残したいんだよオレは的な。でもよく考えたら撮った写真をあとからPCで見るのかと言われるとそうでもないし、ましてやプリントするわけでもない。あくまでもiPhoneで撮った写真をiPhoneでみるだけならその画質でokなわけです。写真一枚一枚のクオリティよりも取れた雰囲気が残せればいいと言うことなのでしょう。というわけで目から鱗だったわけです。
さて、なんともこんな前置きするところがいかにもおっさんくさいわけですが、とにかく「OneCam」です。
OneCam 1.2.0
カテゴリ: 写真
価格: ¥115
販売元: masahiro seto
AppStoreでチェック → OneCam – masahiro seto
このカメラの機能を一文で伝えるならば、
「高画質モードと低画質モードの2種類だけで、フォーカスとホワイトバランスの個別指定ができたり、日付スタンプとかグリッドもついちゃったりした、フラッシュなんてムービー的な超簡単切り替え即ON即OFFでイケイケ、カメラロール切り替えも一発で煩わしくないみたいなタイマー機能も付いちゃったサクサク連射が素敵なムービーみたいなカメラアプリのくせにシャッター音がしないなんて感動!」みたいな。
とか文字ばっかりでわかりません。というわけで画像を交えてレビューしてみたいと思います。
(続きは折り込みます。)
続きはこちら。
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画質は2種類から選択できます。下のツールバーの左から2番目のアイコンをタップするたびにトグルされます。切り替えのたびにOneCam画像は出なくてもいいと思いましたが切り替えてるのがわかるのでそれでいいかもです。サイズは「640*480」と「1280*720」の2種類。高解像度モードでは連射ができないみたいです。それ以外はそれぞれランドスケープモードも実装されています。
とにかく切り替えがサクサクで快適なのです。
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こちらがランドスケープモードでの画面です。画面上部にはフラッシュのON/OFFボタン、ホワイトバランス固定切り替え、外内カメラの切り替えボタンが配置されています。タップミスを起こさないように離して配置されているのが好感がもてますね。画面最下部のバーをスライドさせてズームも自由自在。
フラッシュの挙動がムービーそっくりで、常時点灯になります。私はこちらの方がキレイに撮れるかなぁと思っているので、お気に入りの機能なんですよね。
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下のツールバー右から2番目のギアアイコンは撮影モードの切り替えのようですよ。ノーマル撮影、タイマー撮影、そして連射撮影。連射は低解像度モードのみ有効のようですね。これでガシャガシャ撮ればよろしいわけです。なお、このアプリはシャッター音がなりませんのでそのあたりは気にせずに撮れますね。まさに動画を撮るような感覚でよろしいのではないかと。
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一番右の矢印アイコンで詳細設定です。ガイドグリッドの表示/非表示とか日付の挿入、サウンドのon/off、残りメモリ表示(こんなものまで)、オート/マニュアル切り替えなどなど。セルフタイマーの時間も設定できます。なかなかの高性能ですよね。マニュアルモードにするとフォーカスと露出 WB調整をタップで個別に調整できます。フォーカスと明るさ WB調整が分離されているアプリは最近増えていますが、iPhoneのデフォルトカメラの弱点を見事にアプリでカバーしてるなぁと思ったりします。これ必須ですよね。
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撮った写真を確認するには左下のサムネイルっぽいボタンを押せば直接カメラロールへアクセスできます。このあたりカメラアプリ依存のカメラロールじゃないところがポイントですね。サクっといけちゃいます。
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連射すると12枚ほど撮影してくれるようです。ムービーからの写真切り出しを最初から一発でできちゃってる感覚にすらなりますね。こりゃお手軽で便利です。
OneCamについての紹介は以上です。
さて最後にタイトルの意味をもう一度考えてみましょう。
画質はある程度捨ててでも動画で連続した瞬間を収録し、あとからその中のとびきりの瞬間を見いだす楽しみ。これを動画ではなくカメラで表現したのがこのアプリではないかと。ムービーでは容量を食いすぎるきらいもありますし(その都度削除するかPCに逃がせばいいのですが)、カメラの連射ではカシャカシャとうるさい。それを見事にクリアしていると思いました。消音で悪さできると捉えるだけではつまらないものです。正しく使えばより積極的に楽しいiPhoneカメラライフが送れるのではないかと思いましたですよ!
個人的には今年一番のおすすめカメラアプリです。ぜひみなさんもよろしければ!
OneCam 1.2.0
カテゴリ: 写真
価格: ¥115
販売元: masahiro seto
AppStoreでチェック → OneCam – masahiro seto
なお、作者さん @AppleWalker さんのところで、Tipsが上がってます。なるほど、タイマーは手ぶれにかなりの効果があるということなのですね。早速使ってみようと思います。
【TIps】iPhoneで手ぶれをしないで撮影する究極の方法
http://applewalker.blog8.fc2.com/blog-entry-182.html
【AppleWalker】
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