文字通り下書きの下書きによる下書きのためのメモアプリ「下書きめも」をレビューするにあたり思ったこと
世の中には様々なアプリが出ていましてその形態も様々です。これでどうやと @ushigyu さんのようなドヤ顔でせまってくるような機能豪華絢爛多彩超絶てんこもりアプリもあれば、今回紹介する「下書きめも – AppBank」のような「まさにこれだけ」という単機能アプリまで。
というわけでレビューします。シンプルに。
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以上!(笑)
まさに、ここに箇条書きされたものがほぼ全てではないかと思います。これだけでは物足りないのでもうちょっと書きます。
(続きは折り込みます。)
レビュー
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ATOK連携の気持ちよさ。改めてATOKアプリの使い道が増えたかなと思いました。切り替えが高速で気持ちいいんですよね。
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そして外部連携もシンプル。メール連携だけです。メール連携ができますと、Evernoteが使えたり他のGmailのTipsなどでとにかくクラウドにデータを残せるので安心ですよね。特筆すべきは連携先をあらかじめ登録しておくことで、即座に連携先を自動入力してくれるところです。一見「それだけのこと」と思われるかもしれませんが、余計な手数が減ると言うことでテンポ良くメモできるのがいいところですね。
そして上の設定画面でもありますが、起動時アクションの設定の「新規メモ」「新規メール」という項目が神です。とにかくメモるめんどくささを極限まで排除した設計の凄さに気づかせない、「一見なんでもなさそう」に見えるところが @motomaka さんの心憎い演出なのだと思いました。みなさんこれは罠ですよ!これは詭弁です、私の!
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外部連携済みのアイテムが左のアイコンで一目で区別できるのもうれしいですよね。それと、何度か起動させていると気づいたのですが、何気にラベルの色が変わるんですよね。これって一体なんなんだろうとか、 @motomaka さんのことだから、またどっかにごにょごにょ仕込んでるんだろうなと思ったり。今回こそ見つけてやる〜!と意気込んでいるところです。右のSSのどこかにヒントがあるはず(笑)
というわけで駆け足で紹介致しましたが実はこれだけなんです。レビューでいくら熱く語っても、目で見る機能と実際に使う快適さは比較できません。とにかく一度使ってみて下さい。その「気持ちよさ」を感じることができるはずです。その感覚こそがこのアプリの最大の売りだと思いました。
余談
レビューする身にとっては今回紹介する「下書きメモ」のようなシンプルかつお手軽なアプリの方が紹介もしやすいですし、何よりわかりやすいんですよね。ユーザーの利用シーンを考えたアプリの設計を考えると、アプリのスイッチもできるiOS4以降では「明確な利用シーン」に対する訴求力がさらに要求されるようになってきているように思いました。余計な機能をそぎ落とし、「高速な起動と安定動作で最小手数でやりたいことを完結できる」ということが大切な要素ではないかなと。もちろん、かと言って多機能アプリがいらないわけでもありませんが。
今回の「下書きメモ」においても単機能でありながら、完成した下書きをローカルで完結させないために敢えて外部連携にメール機能のみを実装したんだと思われます。これこそが、クラウドデバイスであるiPhoneのアプリらしさではないかと。いつ今持ってるiPhoneをなくしても壊しても、クラウドさえ用意できていれば新しいiPhoneに元の環境に戻せるiPhoneのもつ本来の便利さはアプリというものが道具である以上最大限引き出してもらいたいですし、最低限確保してもらいたいなと思ってます。
写真加工アプリにしても設定で一度お決まりの加工パターンが決まれば、起動即加工で十分なんですよね、私は。そういう意味ではToyCameraなんかは非常に面白いですし、TiltShift Generatorも決まった色合い、ぼかし設定を保持して一発で加工してくれるところが好きなんです。あ、どちらも @fladdict さんのアプリでしたね。
「ユーザーの手数を減らす」という点においては突き詰めるだけ突き詰めてもまだ足りないくらいで開発していただきたい。開発者でもないくせに偉そうなこと言ってすいませんです。ふと思ったことを言ってみたまででございます。
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