博多 ←→ 【 神戸 ←→東京 】
〜 西へ東へ。前編。

2011/12/09雑記

11月20日-21日は関東へ、11月27日は九州へ。これだけの短期間に旅してきました。

一体何をやってるんだという声が起こりそうなものですが、そうなんです。ただうろちょろしてビール飲んでおりました。折角なので私がどこで何をしていたかを書いておきたいと思います。何を考え、何を思い、私はこのような行動をしたのでしょうか?

おぼろげながら思う事は「人の目を見て話したい」と思ったのでしょうね。ひとつずつ振り返ることで自分自身でも何か思うことが出てくるかなと思い、エントリーにさせて頂くことにしました。今回は前半「関東行き」についてです。

東への旅立ち


Photo by donpy

それにしても私はTwitter界隈にいらっしゃる「おはごじ」組のような健康的な生活はしておりません。これから紹介する旅の開幕にもあたる 2011年11月20日 の夜明けは素晴らしいモノでございました。


Photo by donpy

最近関東方面へ出かけるときは神戸空港が始点になるわけですが、いつも思うのは、旅の前の高鳴る気持ちがもしかしたら最もウキウキワクワクしている瞬間じゃないかということです。「あの人に会ったらあれを話そう」とか「どんな人に会えるのだろう」とか「あの人はどんな人なんだろうか」とにかく色々想い馳せてるわけです。そのような気持ちは実際にその場所に行くということがなければ感じることはできません。チケットの発券すら楽しく、


Photo by donpy

手荷物検査の際に毎度ながらガジェットもちすぎだよなと思うわけです。

オフ会、セミナーは出発したときから始まっているわけです。

初日:No Second Life セミナーへの参加と親睦会


Photo by donpy

まず、先日の東京行きの目的でもあった、「No Second Life」セミナーです。

これまで私が参加したiPhone系のオフ会とは明らかに参加者層が違っていました。「楽しみに勉強しにきている」と言いますか、実際はセミナーであり、何か得るものを求めてみなさん参加されているわけで、オフ会にはない軽い緊張感が私には新鮮に映りました。このような感じたことのない緊張感だけでも勉強できたなと思ったわけです。


Photo by donpy

会は2部に分かれていて、それぞれ最後にワークが与えられ、グループを組んで発表するという感じ。少し前に @fujimotta さんのセミナーに参加したときもワークがありまして、それをもうちょっと本格的にした感じでした。参加者同士がワークを通して心が打ち解けるような、そんな感じがよかったように思います。実際のワークでは2分では語り尽くせなかったです。いやはや、ちゃんとまとめてうまく話せないといけないわけです。このあたりが課題だなと。

IMG_4763
IMG_4763 Photo by donpy

ものすごい走り書きなんですが、このワークで私が書いたことです。

セミナーに参加する前に私はひとつのエントリーを書きました。何を求めるのかを書きました。セミナー内容はまるで私のために開催してくれたのではないかと思うほど、的を得た根拠に基づく具体的な一例の紹介。方法論はみなさん言うのですが、その根拠となると私に取っては弱い感じが否めなかったわけですが、 @ttachi さんのは強烈でした。心にずしんと来ました。

このセミナーで私が一番勉強になったんじゃないかと思ったことは「すぐに行動に移せた」ことです。自分で納得してブランディングのためにやれることを今すぐしたいと思えたことに他なりません。本当に @ttachi さんには感謝しております。運営スタッフのみなさまも本当にありがとうございました。

初日:番外編

翌日の予定は既にほとんど埋まっていて、その最後にお世話になる予定になっている @nun_ さんと、はるばる仙台からいらっしゃっている、@otaman517 さんにセミナー前に付き合って頂きました。


Photo by donpy

AppBankショップに行ったり


Photo by donpy

牛たん食べたり

しながら、色々とお話しさせて頂きました。話は前後しますけども、セミナー前ということで「どんな話になるのかな?」とか「方法論ではなくてなぜそうするのかが聞きたいね」と盛り上がっていたんですよね。まさにそんなセミナーだったように思います。


Photo by donpy

そこでうれしいプレゼントももらったり。個人的に会える人がいますと東京も全然遠く感じませんね。

また、セミナー後は2次会ということで、有志でわいわいとやりました。

セミナー中はワークを通して何人の方とお話しができましたが、実際に参加者さんとの交流というのはいいものです。ほんと色々な立場の方がいらっしゃっていて、このセミナーに何を求めてきているのかなどみなさんのバイタリティを感じるばかりでございました。


Photo by donpy

たちさんお疲れ様でした。大仕事をやりのけほっと一息って感じの柔和な表情がナイスすぎました。

2次会が終わり今度は普段から仲良くさせてもらっている 5人でお茶の水で3次会。前回東京に来たときも同じメンツで楽しんだわけですが、楽しいと言うよりも本音のぶつかりあいで熱かったです。毎度ながらおつきあい頂きましてありがとうございました。

あ、そう言えば重要なことを忘れていました。

Twitter で熱心に @CDiP アカウントから吐き出されるニュースをRTして下さる @p_usako さんがセミナーに出席していたんですよね。親睦会あるいは二次会でお会いできるだろうと、セミナー前のチャンスを逃がしてしまったことが悔やまれます。その後、色んな方に「うさこさんをどこへやったんや!」と絡みまくっていたことをここにお詫びいたします。次のチャンスは是非とも。

二日目:iPhoneアプリで超頑張るお二人と会いました。


Photo by donpy

今回の関東行きはもちろん @ttachi さんのセミナーがメインであったのは間違いないのですが、それだけなら日帰りでも十分だったんですよね。なぜ今回泊まりまでして行ったのかと申しますと、事前に @nun_ さんから「テクノードに遊びに来て下さい」と言われていたのと、 @foryouinc さんから「メシでも食いましょう」とお話ししていたからなんですよね。

ちょうどセミナー翌日は月曜日で私以外の方々は普通に仕事しているはずです。

そんな iPhone に携わる仕事をお持ちの方々と会って、実際の仕事ぶりとかを見せて頂きながら、「想い」とか「考え」とか「環境」とかを見聞きして何か得るモノがないかなと思ったわけです。そのお誘いを軸にiPhoneゲームの鬼才と言われて久しい、 @ruckygames さんや、 iPhoneサイトで知らない人はいないくらい超がんばってる AppBank 本部にお邪魔しようと準備してました。

さすがはみなさん、ふたつ返事で「OK」を頂けました。特に AppBank本部 に平日お邪魔するのは初めてなのでどんな仕事ぶりを見せてくれるのか楽しみでしたので、 @foryouinc さん、

Pop’nDM 1.0.2
容量 : 1.7 MB
リリース日 : 2011/07/29
カテゴリ : ソーシャルネットワーキング
価格 : ¥85
販売元: forYou inc.
AppStoreでの評価 : 5
AppStoreでチェック → Pop’nDM

 

@RucKyGAMES さんも

KuriSmash2 1.0
容量 : 2.6 MB
リリース日 : 2011/12/07
カテゴリ : ゲーム
価格 : 無料
販売元: RucKyGAMES
AppStoreでの評価 : 4.5
AppStoreでチェック → KuriSmash2

 

巻き込んでお邪魔してみたわけです。

AppBank本部への道中、3度の列車の緊急停止を喰らったときは「鎌倉に来るな」と言われているように感じたりもしたわけですが、そのぶん車内では同行していただきました、 @foryouinc さん、 @RucKyGAMES さんと色々とお話しができました。改まって何かをお話ししたわけではなく、ひたすら雑談だったわけですが、その中でも「考え」や「想い」を感じ取ることはできましたです。

実はこの車内で @foryouinc さんに「デリシャスタッチフィルターいただいたよ」と言われたのでありました。その意味は翌日のアップデートでわかったわけですが。

二日目:鎌倉に降り立つ。


ドヤ顔大連立 Photo by donpy

目指すは AppBank 本部。鎌倉に着き、迎えて下さったのは 御大 @entrypostman さん、 @appbank さんのツートップ。二人揃って会うのは本当に久しぶりで感激致しました。ちなみに上の写真は両氏のツーショットではありません。そんな貴重なツーショットの写真を撮れずに私は何をしに鎌倉に行ったのかと。ま、後でも後悔の嵐なんですが。しかし、こちらの写真も私に撮ってはベストショットです。まるで、生き別れの兄弟涙の再会を演出するため急遽前日の親睦会で @ushigyu さんを誘ったのではないかという疑惑まで生まれるほどの自慢のショットでございました。

そんな自慢話はさておき、そばアレルギーの私は見事にそば屋に案内されまして、、


Photo by donpy

最高級かつ丼をいただくのでした。最高に旨かった。


Photo by donpy

そして鎌倉の町並みを楽しみつつ到着したのがAppBank本部でした。スタッフほぼ全員が総出で迎えて下さいました。


Photo by donpy

こんなウェルカムボードがあったり。


Photo by donpy

ケースもたくさんいただきました。Tシャツも。(実はこのTシャツがこのあとの九州遠征に大きく影響するわけです)ツイキャスもはじまり撮られまくり。机の横で小さくなってたのは秘密です。

そこでまた大きなお話しをチラっとうかがったりTV出演の話を聞けたり。

一番の目的は女子部潜入だったのですが、写真撮るの忘れてましたorz 大阪では大変お世話になった @mamiruton さんが AppBank女子本部で立派にやっている。。。おじいちゃんな気持ちになりながら再会を喜びました。それにしても、、


Photo by donpy

なんで、こんな写真撮ってたんだろう。。。

鎌倉に行って @entrypostman さん @appbank さん両氏から印象的な言葉と、質問がありました。

「どんぴさん、iPhoneの世界、いまどうですか!」
「もっと楽しい話もってきてくださいよ!」と。

そして、

「われわれは2012年もっと大きなことやりますよ」と。

あの時は「いいんじゃないですか」とサラっと答えてましたが、このタイミングなら言える「いい意味で枯れてきた」と言いたいですね。彼らは iPhone の世界をもっとよくできる。もっと未来があると言っていたのだと思いました。ガジェッターだけの世界からいい意味で普通の世界になった iPhone 周辺。そこで発信者として何ができるのだろう。この宿題は大きいなと思った次第です。

私は常々ブログやら発信活動について、「好きでやってる」と言うのですが、彼らのやってることは「好きだけじゃできないこと」なんだと思います。そういう意味では本部の雰囲気とかスタッフの動きなどを見てますと、意外にも「クソ真面目」という表現が合うのではないかと思いました。一見派手に見えるウェブからは想像も付かないほどの綿密な打ち合わせだとかスケジュールで彼らは動いているんだなと思いましたですよ。そりゃ、毎日飲み歩きながら飲酒更新なんか辞さない私は両極にいるんだなと認識いたしました。まったく気楽なもんですわ。

余談ですが、 AppBank 本部の @RucKyGAMES さん囲い込み作戦は凄まじかったですね(笑)「うちの入社にはかなり厳しい条件がありまして、にくまんをひねるようなアプリを作ったことがある方に限ります」とか「伸びるのはリーゼントかトロンボーンな方なのでもしかしたら難しいかも知れませんね」とか(笑)こうやって色々な人を巻き込んで AppBank は iPhone界の EXILE になっていくわけですな。

二日目:テクノードさんへお邪魔してきました。


Photo by donpy

中目黒というハイセンスハイファッションな立地条件の中、カジュアルゲーを中心にヒット作を飛ばしまくっているあの会社にお邪魔することができました。


Photo by donpy

すごいビルだ!


Photo by donpy

鎌倉を後にしまして、最後にわれわれがお邪魔したのは 「テクノード」さん。

Touch the Numbers 2.25
容量 : 4.0 MB
リリース日 : 2009/07/01
カテゴリ : ゲーム
価格 : 無料
販売元: tekunodo.
AppStoreでの評価 : 3.5
AppStoreでチェック → Touch the Numbers

 

うろおぼ絵17 1.3
容量 : 3.2 MB
リリース日 : 2011/02/19
カテゴリ : エンターテインメント
価格 : 無料
販売元: tekunodo.
AppStoreでの評価 : 3.5
AppStoreでチェック → うろおぼ絵17

 

オフィスは極秘事項が多すぎて写真を選ばなくてはいけなかったんですが、それでも寛大な心でいろいろと許可頂けました。ありがとうございます。


Photo by donpy

思ったよりも堅いイメージでこちらも AppBank本部同様意外でした。総勢20名弱のスタッフが忙しそうに月曜の夕方の仕事を仕上げにかかっている様子で慌ただしい感じもありました。そんな中お邪魔してしまいまして申し訳ないなぁと思ったりも。


Photo by donpy

AppBank賞が!

でも中の方々は気さくな方ばかりで楽しい雰囲気でしたですよ。社長の鎌田さんがオフライングーグルよろしくな物知りさんでものすごい博学なんですよ。しかも物腰がもの凄く柔らかいんですよね〜。こういう人たちからゲームってのは出来てくるのか〜とちょっと感動しておりました。


Photo by donpy

外のバルコニーはリラックス空間。暖かい時期にはここでくつろぐんだそうですが、今はいすがないってことで、急遽空気椅子を用意して下さいました。しゃ、しゃちょー、なんという絵でしょう(笑)ここでも社長のおちゃめっぷりが光りました。なんと楽しそうな会社なんだ。


Photo by donpy

そこで、テクノードブログの取材も兼ねて別テーブルで談笑中。 @nun_ さんと @RucKyGAMES さんの掛け合いが面白すぎてコンビかと思いました。


Photo by donpy

うろおぼ絵大会になってしまいました。相変わらず私の絵に心がなさ過ぎるので、「なぜそこで青なんだ」とか謎のツッコミを受けたことだけは覚えていますが、後は記憶にございません。。

その後、開発中の「○○」を体験させて頂きました。まさかあれがこんなことに。いやはや、先行情報だ〜。言いたい。。でも言えない。すいません。

ちなみにテクノードさんのブログにこのときの模様を紹介していただきました。

テクノードであそぼう!vol.1 2011.11.21 donpyさん、Ushigyuさん、RucKyGAMESさん
http://tekunodo.wordpress.com/2011/11/27/tekunodo_vol01/
(via tekunodo )

記事を書いて下さった @nun_ さんありがとうございました。

そんな楽しさ全開のテクノードさんでございました。独特のリラックスしたムードの中で、ヒット作は生み出されるんだなぁと思いつつ、お別れを告げて帰路につきました。

そして帰路につく

いつもながら旅の終わりはえもいわれない充実感と虚無感に襲われます。帰りの飛行機はただその感情が入り乱れて呆然とするだけで、何も考えも想いも整理が付かないんですよね。それが数日経ってくるとふつふつと湧いてくるものを感じるのです。なのでオフレポは苦手です。

あえて言うなら、今回、東に行って得たこと。それは何より「伝えることの意味」じゃないかと思いました。伝える内容はもちろん大切ですが、そもそも伝えたいことがなければ、やる必要も意味もないわけで、それ以上にセミナーを受けることによって「伝わらなければもったいない」と感じたわけです。そのためのツールとしてのソーシャルネットワークがあり、そこから広がるリアルの人脈、そしてひとりひとりの考え、想いに至って、それを自分の伝えたいことにフィードバックしていく。そんな概念的なものを感じました。

今回はそんな勉強と共に iPhone 界隈で一生懸命頑張っておられる方々と会いました。

「なぜ自分は動くのか」ということと同時に「なぜ人は動くのか」ということも勉強させて頂いたような気がします。単にビール飲んで酔っ払っていただけなのかも知れませんが、つまりそういうことです。

そしてふたつの課題があるなとも思いました。

それは「がんばっている人がもっとたくさんいる」ということと、「文字だけではなく声でも伝えることができるんだ」ということ。つまり「もっと多くの人が何をしようとしているかを知る努力が必要」「伝えるための会話術、講演力がつけるべき」ということでした。

その帰路では自分自身でも翌週九州に行くなんてことはまったく考えもしなかったわけです。なぜそういうことになったのか。

後編につづく。

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