サンキューの「カツライス」攻略法
〜100杯以上食った私のオレ流な作法を紹介するぜ。

2013/04/17雑記

Foursquareでひたすら毎日のようにチェックインしている職場近くの「喫茶サンキュー」。ここ6ヶ月を見ても100回以上チェックインしている、まさに常連。

常連として言っておくが、ここの名物はかつめしならぬ「カツライス」。略称「カツラ」(レシートにも書いてあるし、発注後の第一声はカツラワンと言ってるから間違いない。たまに注文時のオウム返しですら「カツラワンで。」と言われることもしばしばだ。)

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レシート Photo by donpy

Instagramではよくこのカツラの写真をアップしている。知らない奴はまさかいないだろうとは思うが、今日知ったやつはチェケラだ。


Photo by donpy

どうだ、豪華だろう?ん?

ワンプレートにカツとライスとデミグラスソース。付け合わせのサラダ、ポテトサラダまでも集約されている。お値段たったの550円。リーズナブルだ。私の大好物となったカツライスはこれまで100皿以上食べた。100回食べれば100通りの楽しみ方があるのだが、その100回以上の経験からこのワンプレートを最大限楽しむためのひとつの食べ方を示してみたいと思う。付いてこれるやつはついてきてくれ。

ポイントは「何で食べるか」なのだが、「フォーク」と「箸」が出される。いきなり究極の選択だ。どっちも使えばいいじゃないとかシャーラップ。ここは是非「箸一択流」をオススメしたい。フォークで楽に食べられるのはカツだけで、サラダとライスを攻略するのは至難の業なのだ。

では、早速「オレ流」カツラ攻略法を示してみたいと思う。


Photo by donpy

まずは何はなくとも、ドレッシングをサラダにかける。さらっとだ。さらっと。キャベツの千切りににんじんは極少量乗っている、その脇にはキュウリが2枚だ。ラッキーな日には3枚ついていることもあるのだが、これまでその体験はたったの2回しかない。まさに確率2%のラッキーキュウリなのだ。今日はいつもの2枚だが。

ちなみに、サラダは食材の関係なのかわからないが、キャベツの千切りではない場合もたまにある。

ドレッシングは酸味の利いた黒ごまドレッシングだ。このさっぱり感がこのあと紹介するデミグラスとあいまったカツの濃い味をマイルドにしてくれる。ぜひサラっとかけてもらいたい。


Photo by donpy

何気にスーパーアクセントになっているのはポテトサラダだ。こいつがこのカツラワンプレートを攻略するに重要な役割を果たしている。その脇には存在すら主張しないトマトが控えている。ライスを崩すに従い、こいつの存在があらわになるのだ。なんという策略。既にサラダにはドレッシングがかかり、出陣の準備は整った。いざ。


Photo by donpy

何より重要なのはファーストコンタクトだ。何から攻めるのか。何から食べるのか。いや、ここは声を大にして言おう。

「一番右のカツを攻めろ。」


Photo by donpy

トンカツ好きな方ならご存じかと思うが、右ほど脂身が多い肉になっているのだ。食べ始めの時は脂身である程度の濃さを味わい、左に行くに従って淡泊な赤身部分の味が楽しめるようになっている。ほとんどの方が箸を右手にもつことを考えに考えた結果なんだそうだ。揚げるときから向きを考え、盛りつけ時にも細心の注意を払っているこのサンキューの気遣い息づかい腰づかいをしっておけ。その快感をむさぼるんだ。

ひとつ注釈しておくと、ここのカツが本当にそうなのかは私は知らない。

なんでもいいからとにかく、「一番右のカツを攻めろ。」


Photo by donpy

カツを口に運びその脂っこさを楽しんだらすぐにライスに手を出すべきではない。ここでオススメしたいのは「ポテトサラダ」だ。サンキューのポテトサラダはそのマッシュぶりが素晴らしい。よくこしたポテトがマイルドに口の中で暴れる脂っこさを中和してくれる。ライスだけでは味気ない。そこがポテトサラダの出番なのである。一気に片付けてはいけない。ポテト上部から切り崩すように少しずつ口の運び楽しむんだ。


Photo by donpy

カツを1枚攻略したなら、そのカツの食べたあと皿に残るのはデミグラスソースだ。このデミグラスソースが絶品。甘すぎず、辛すぎず、適度なトロみでカツにもライスにもよく馴染む。これが私のカツラを食べるときに一番楽しんでいる部分でもある。上の写真でお分かりかと思うが、カツを食べた部分の上にライスが飛び出して見えている。

「ライスフリーゾーン」

と呼べ。これこそが今回のカツライス攻略でもっとも重要なポイントだ。このライスをフリー状態にし、その部分に箸を滑り込ませることでライスを一塊にして取り込むことができるまさに100杯以上食べたからこそなせる技なのだ。この陣形「ライスフリーゾーン」は重要だから各自メモしておくように。


Photo by donpy

サラダは多分に水分を含む。ライスと直接干渉し合っては、せっかくの炊きたてのライフがべしょべしょになってしまう。それをキュウリが防波堤になりそれを防いでいる。なんという機能的な配置。感動だろ?カツをたべ、ライスフリーゾーンを作り、そのライスを攻略し続けていくと次はキュウリフリーゾーンが出現する。まさにフリーゾーンの連鎖だ。キュウリがフリーになったときが食べ時だ。一気にいけ。

決して迷うな。一気にだ。その時のポテトの攻略状況もちゃんと把握して置けよ。最初に言っただろ?


Photo by donpy

すべての肝はデミグラスソースだ。このデミグラスソースを無駄にしてはカツラを本当の意味で攻略できたとは言えないんだぜ。こうやって、カツを口に運ぶ前に丁寧に皿に残ったソースをすくい取り口に運べ。右からだぞ。右から。


Photo by donpy

攻略中盤でこの陣形になってくれば理想だ。この形を実現できればあとはどうとでもなる。ライスフリーゾーンがこの時点で残りライスの半分を超えた、まさに

「ライスフルムーンフリーエキセントリックスピニングフォースクエアなんとか」という状態だ。後で聞くから絶対覚えとけよ。いい加減撮影しながらの食事は恥ずかしいし、しんどいってことも忘れてくれるな。(常連なので店員さんは見て見ぬふりしてくれました。)


Photo by donpy

何度でも言う。肝はデミグラスソースだ。酒の一滴は血の一滴とはよく言うが、デミグラスソースの一滴はあくまでもデミの一滴だ。無駄にするな。決してうろたえるな。一気にいけ。さらっと油を通すようにライスにソースを絡めろ。その手際は100杯食えば必ずできるようになるはずだ。あとは慣れだ。訓練だ。怠るな。いわば、「デミグラスローラー作戦」だ。


Photo by donpy

戦いも終盤になってきた。ここで「バックサラダアタック」を紹介しておこう。

この写真よく見ると、必勝ライスフリーゾーンからのライス攻略を仕掛けそうになっているが、実はサラダに手を出している。正面から攻めると見せかけてバックアタックが見事に決まっている図なのだ。これは決定的瞬間で見逃すことのないように。なかなか見られないものだぞ。それとさっきも言ったが、おまえよく気付いたな。そうだ。キュウリだ。ちゃんとキュウリに手を出していない。

バックサラダアタック→ライスフリーゾーン→キュウリフリーゾーン

という超究武神覇斬もびっくりのトリプルコンボの幕開けだということだ。これで勝利は決定的なものとなる。これはライフハック認定確実だね。ブクマ1000もらったね♪


Photo by donpy

そして最後まで気が抜けないのは、わかるか?このカツとライスのサラダの残量をピタリと合わせることだ。右から攻めた結果、見事にカツラの世界は左に寄せられている。今まで我慢した左だ。一気にこのレフトラインを崩すわけだ。これでカツラ攻略は完了する。デミグラスソースも一掃されているもおわかりいただけるだろう。「デミグラスローラー作戦」が効果的だと言うことが一目瞭然だ。


Photo by donpy

見事カツラを攻略することができた。少々ライスの残骸に甘さが残るところだが、自己採点でも96点くらいの評価を与えてもいいのだろうと思う。とにかくうまい、うまい。すべての食材を存分に楽しむためのTipsの積み重ねがこの結果を生んだのだ。

どうだ。うまいだろう。すごいだろう。食いたくなっただろう。もし、このエントリーで感動したというのならオレの胸に飛び込んでこい。ドンと来い。ただし、野郎はいらんがな。


Photo by donpy

というわけで、結論、

「食いたいように食べなさい。」

ということだ。毎度毎度食べながら「デミグラスローラー!!!!」とか、「ライスフリーゾーンきたあああああああああ!!!」とか言ってたらアホでしょ?いや、ちょっと言ってますけど。まーそんな感じで毎日サンキューさんにはお世話になってます。最後まで読んで下さってありがとうございました。毎日のiPhoneネタからちょっと息抜きと言うことでお茶を濁してみましたと言うことで。。。。

じゃあな。

店舗情報

サンキュー 

昼総合点★★★☆☆ 3.5

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