[どん速 61] 「RSS」と「SNSのシェア」の違いについて思うこと。
おはようございます。今から神戸空港に向かいます。
忙しいから無理なら1こだけでも取り上げたらいいかなぁと思いつつほんとに1こだったりする。普段のどん速も紹介する記事ひとつひとつにこれくらいの言及ができればと思っているのですが、それやると丸一日かけても終わらないつか、ひとつひとつで全部記事になるような気がしないでもない。
というわけでたまにはひとつの記事を深く向き合ってみるという回もあってもいいですよね。
ブログ系
◆ 「ブログを読む」ならRSSが最高のサービスだということを今熱く語りたい。
( via iPhone・Macの情報発信ブログ〜Number333~ )
まさに代弁者。
でも理屈じゃないような気もしたりして。
これは先日のGoogle追悼式のブロネクの後にナカノヒトたちが残ってガヤガヤ雑談するんですが、放送終了後珍しく2時間くらいお話をしていた中で私が話したことに一部通じる部分がありまして、
④ RSSは「能動的」な情報収集手段
この部分が非常に重要なんですよね。人が選んだ記事を読むというのは必ずしも自分が読みたい記事じゃないという点。そこが分岐点になっているんだろうなと思いました。
読みたい記事を読むために、RSSを導入し、自分の決めうちの情報ソースを準備することそのものがめんどくさいのではないかと。そんなことをする以前に情報というのは溢れるほど毎日流れていて、それをかいつまんで読めれば十分と考える人がもしいたとしたらそれは確かにRSSなんていらないよねとも取れます。
そんで、それがどこから来るの?
となれば、それこそが今をときめくキュレーションサービスだったり、SNSで流れてくるコメント付きリンクだったりするわけで、「手を伸ばせば情報は取れる場所にある」という意味では、情報の取れる場所は単にアカウントを取っただけで完了する前者とRSSではぜんぜん違うよなぁと思ったりしたわけです。
ただ、「能動的」な手段でもって得られる情報と、そうでない情報は結果的に似たり寄ったりな記事を集めてくるとしても意味合いはぜんぜん違ってくると私は考えています。
今回の pite さんのエントリーには言及されていませんでしたので補足したいのですが、私が考える「SNSはノイズ」だと言う、一番のポイントはRSSでは絶対に起こりえない、「パーマリンクの重複」です。(同じフィードを何個も置くともちろん起こりうることではありますが)
SNSの場合、影響力の大きい方のつぶやいたりPostしたパーマリンクが拡散していくわけですが、その拡散する過程で私のタイムラインには複数人のシェアが見られるわけです。どのリンクを踏んでも同じリンクにたどり着く。
もしかするとそれを「だから話題性がわかるというものじゃないか」と言われる方がいらっしゃるのかもしれませんが、結局リツイートとかシェアした人のつぶやきなりポストの内容そのものに話題性が問われるだけであって、元記事はひとつなわけですよね。TwitterにしろFacebookにしろ、公式リツイートなど、拡散者そのものの言及が含まれてなかったとしたらそれは単なる噂話のようなものかなぁと思ったりしてしまうわけです。あくまでも私の場合。
RSSの場合は同じような話題が集められた記事から複数見つかった場合、それは複数のページにたどり着いて、そこではその話題を取り上げた「根拠」のようなものが見られます。
「なぜ話題になっているのか」がRSSの方がより深く理解できるのではと思うのです。
だからRSSが絶対にいいの。とかSNSはダメなの。という話ではないんですよね。今話題になっていることをいろんな視点を見て深く追求しようと思えばRSSなのでしょうし、話題そのものを多く仕入れて「カレント」を仕入れようと思う方はやっぱりSNSがいいんじゃないかと思うわけです。
私は「SNSはノイズが多い」と言いました。
しかしながらSNSのそういう話題をブロックしているわけではありません。実際リンクを踏むこともあります。
なんとなくタイムラインの中で「流れを掴む」という意味では非常に重宝しています。Gunosyなどのキュレーションサービスにしても、「なるほど、こういうことも話題になっているんだな」というような大まかに頭を整理するのには非常に便利なサービスだとも思っています。
RSSは特定のフィードからしか情報を得ることができません。そんな自分だけの世界を偏った世界だと理解すれば、SNS等から流れてくる「今の流れ」でもって自分の情報収集の補正、補完をおこなっていけば相乗効果も生まれるのではないか。
そんなふうに考えながら、表ではRSS劣勢の世の中でもあるので、「いいや!RSSだよ!」とおおげさに語っているわけです。
pite さんのエントリーは正直うれしかった。
援護砲のような、微に入り細に入る、マジメな解説を涙なしでは読むことはできませんでした。もちろん泣いてなんかいませんが、「共感」とか逆に「批判」とかブログのエントリーで呼応していただけるのはほんとありがたい限りなのであります。やっぱブロガーですから。
みなさんはどう思われましたか?
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