「Youtube アナリティクス」をチェックして知った驚愕の現実。
ブログをやってる方なら一度は Youtube に動画をアップして何らかのエントリーにしたことがあると思います。
その動画がどのように見られ、どのような評価があるのか知る方法があります。
私の見ているブログなどではあまりネタになっていないと思うのですが、Youtube には強力な Analytics機能が実装されていまして、アップロードした動画の再生状況を個別に詳しく検証することができますよ。
Youtubeに関しては私の友人でもあり、師匠でもある @Sayobs さんが非常に詳しいので、きっと3日以内に Analytics関連の詳しい解説エントリーが出てくると思いますので、お任せするとします。
これまできちんと解析結果を見たことがなかったので、氏に「うちの動画は100万回再生されてるよ」とか適当なことを言ってしまいましたが、実際に調べてみると全然だった(半分にも満たない)ことをここに告白しておきます。すいません。
Analyticsの確認の仕方
簡単ながらAnalyticsページへの飛び方を説明いたします。
まず、Googleにログインして、Youtubeにアクセスします。
画面上の[アップロード]の右にあるプルダウンボタンを押しましょう。するとアナリティクスという項目があるのでそちらをクリックしますと解析ページへ飛ぶことができますよ。
donpyxxx @ Youtube の全期間のデータ
2007年10月に初めてUPした動画から約5年(iPhoneブログを始める前からアップしてました)経過し、動画の合計本数が140本、再生回数は436610回。収益は完全無視でした。何度かGoogleから勧められて手続きを取った覚えもあるのですが、ほとんど執着しておりません。
再生数上位5本はこんな感じになっております。
この中から特徴的な上位2動画の解析結果を見ていきたいと思います。
2つの動画の解析結果
こちらが私のアップロードした中で最も再生された動画です。アップしたのが2009/4/13ですから約3年半前になります。ジワジワと再生数を稼いでいるのがわかりますね。ピーク時で425でした。
トラフィックについても解析ができます。Youtubeで直接視聴されている率が63%程度。携帯端末で視聴された率が18.4%にとどまっております。ただしトラフィック的にはモバイル経由は40%くらいというデータが出ています。ブログの埋め込みからの再生は18.7%とブログ上のエントリーから読まれる以上のユーザーに視聴されているのがわかります。
一方最近アップロードした動画の解析データは以下の通り。
2012/8/31にアップロードして約3ヶ月弱で5万弱の再生数になりました。現在も一日1000前後で安定して再生されているようです。ピーク時は動画アップから2ヶ月後で、再生数2179でした。
こちらのアクセス解析によりますと、Youtubeで直接視聴されている率は36.8%。携帯端末での視聴率が59.0%でした。トラフィックに関してもモバイル経由が61.1%。埋め込みプレーヤーからの再生は実に4.3%。
3年半置き続けた動画とアップして3ヶ月程度の動画を解析してみると、驚くほど違う結果になりましたね。
解析結果はもっと詳細に見ることができますので、ぜひご自身のAnalyticsで確認してみてください。ここで書いている内容は上澄みのようなものです。
動画時代の到来を感じ、ブロガーとしてできることとは何でしょうか?
たったふたつの解析結果で結論づけるのは早計なわけですが、他の解析結果を見てもほぼ同じような傾向を示しているんですよね。
ここ最近アップロードした動画の再生のされ方がちょっと変わってきているように感じるのは、
・モバイル経由のユーザー数が加速度的に増えている
・環境の変化による動画に対するユーザーの抵抗感がなくなりつつあるのではないか?
・ブログへの埋め込みだけでは動画は再生されない。
ってことですかね?おしなべて動画アップ直後の初動の再生数も増えているように思います。
これからのLTE時代でさらに動画コンテンツはいよいよ障壁はなくなると考えられますし、一度そちらに慣れてしまうと文字を読むのも億劫になってしまう。その移行期ですから、文字情報と動画のリンクは相互に完結させる必要がありそうですね。
今回の比較はコンテンツがゲームということもあって一過性に再生数が上がるというのは確かにあるかもなんですが、それでもピーク時が動画UP直後ではなかったこと、ピーク時の再生数が5倍以上あることを考えると、先ほどのロングラン動画を再度ブログで紹介したとしたらどうなるの?という興味も湧いてきますね。いまだ、Youtubeの動画へのコメントもあとを絶たない状況ですし需要はいまだにあるんだなぁとわかります。
単に Youtube をブログの補助的な道具と考えているブロガーさんも多いかと思います。私はそうでした。
ブログとYoutubeは実は最も親和性の高いウェブサービスなのではないかとも考えます。それらを分離して考えるよりも Youtube もひとつのSNSとしてユーザーとのコミュニケーションを取るべきではないかと。そういう意味でも、動画のディスクリプションに自分のブログのエントリーリンクを紐づけるのは最低限のマナーなんだなぁと痛感いたしました。そうしないと質問攻めに遭って、放置していると低い評価連発を喰らってしまいますし、コメント欄が荒れます。
逆に荒れるということはうまく運用すればそれだけブログにもプラスになって返ってくるということになりますね。そこをうまく融合させていくか、ひとつの道具と割り切ってコメント欄閉鎖、すべてのアクションをスルーするのかは運営者自身の判断ということになるとは思いますが。
動画を活用しようと思えば逆の発想から、Youtubeを軸として、facebook、Twitter、ブログの3本柱からの流入を促すような動線も必要だと思います。特にSNSからの流入がモバイルからの視聴シーンを考えると自然なので、特にFacebookページでは力を入れたほうがいいのではないかとも思いました。ブログ記事をアシストする動画であり、動画をアシストするブログ記事という関係を保っていけば健全な状態で運営できるのではないでしょうか?
あと、動画もブログのコンテンツと同じで、ロングテールな動画をいかにたくさんアップするかってことになるんでしょうね。ただ、最初はがむしゃらに動画数を増やしたほうがいいんじゃないかと思ったりしますとこれまたブログの手法と同じになるんですよね。
Youtubeブロガーという言葉を日本で流行らせている @Sayobs さん、こんなところでいかがでしたでしょうか?
みなさんはどう思われましたか?
ブログへのいいね!もそのノリで是非!
投稿直後、 @Sayobs さんからアドバイス来ました!ありがたいです。
@cdip あと動画はNAVERとも相性が良いようですよー
— Ray Matayoshi さん (@Sayobs) 11月 22, 2012
なるほど〜。NAVERですか〜、最近非常に流行りのまとめサイトなんですけど、完全に遅れてるからなぁ、、勉強しないといけません。
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